退職代行ニチローは、労働組合の日本労働調査組合が運営している退職代行です。必要に応じて提携している弁護士や社労士が退職のサポートをしてくれるようで、非常に頼もしく感じます。
しかしいざ利用するとなると、退職代行ニチローの利用者からの評判や信頼性が気になるのではないでしょうか。
今回は退職代行ニチローの評判から、サービスの特徴や利用の注意点を詳しく解説します。他の退職代行サービスとのサービス比較もしますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 退職代行ニチローは労働組合の退職代行だから退職の交渉ができる
- 相談への返信や依頼への対応が迅速
- ただし損害賠償請求などの法的トラブルには対応できない
- 退職代行ニチローを利用するときは、サービスと自分のニーズが合っているかのチェックが大切！
退職代行ニチローとは？基本情報をチェック！
まずは退職代行ニチローの基本情報をおさえておきましょう。
| 退職代行名 | 退職代行ニチロー |
|---|---|
| 運営元 | 労働組合
（日本労働調査組合） |
| 対応エリア | 全国 |
| 相談時間 | 24時間365日 |
| 相談方法 | 電話・LINE・メール |
| 料金 | 28,000円（追加料金なし） |
| 支払い方法 | 前払い制
銀行振込・クレジットカード |
| 返金保証 | なし |
| 即日退職 | 対応可能 |
| 有給取得の交渉 | 対応可能 |
| 未払残業代・給料の交渉 | 対応可能 |
| 会社からの損害賠償請求の対応 | 対応不可 |
| 会社への慰謝料請求 | 対応不可 |
| 未払残業代などの金銭請求 | 対応不可 |
| その他 |
|
退職代行ニチローは労働組合が運営している退職代行なので、未払残業代や有給消化などの交渉が可能です。
また労働組合では対応できない訴訟などの「法律的事務」を希望する場合は、提携している弁護士を紹介してくれる可能性があります。
退職代行ニチローは良い評判・口コミが多数
退職代行ニチローには、多数の良い評判や口コミが寄せられています。
良い評判の内容は退職代行ニチローを利用するメリットともいえます。ご自身のニーズに合っているか、チェックしてみてください。
利用前は不安だったが思った以上にすんなり退職できた
Gさん
早朝の依頼だったが難なく即日退職できた
Nさん
遅い時間の電話にも丁寧に対応してくれた
Oさん
労働組合運営なので退職日の調整など一部交渉が可能
Hさん
【注意】退職代行ニチローを利用した人の悪い評判
良い評判や口コミの多い退職代行ニチローですが、一部では悪い評判・口コミもあります。
悪い評判も知ったうえで、依頼するようにしましょう。
書類作成・郵送は自分で対応する必要があり手間に感じた
Jさん
バイトなのか分からないが電話口の対応が雑だった
Sさん
退職代行ニチローを利用するべき人の特徴
退職代行ニチローを利用すべき人の特徴は
- 労働委員会に認められた労働組合の退職代行に依頼して安心したい人
- 早朝や夜遅くの相談でも相素早く返信をしてほしい人
- 迅速な対応で即日退職したい人
- 有給消化や未払残業代の交渉をして欲しい人
- 転職サポートなど、退職した後もサポートを受けたい人
- 万が一会社とトラブルになったとき、弁護士を紹介して欲しい人
退職代行ニチローは、相談の返信や対応が非常に迅速な退職代行サービスです。
また労働組合が運営しているので、会社と交渉して有給消化や未払残業代など依頼者の要望を叶えてくれます。さらに万が一会社とトラブルがある場合は、提携の弁護士を紹介してくれる可能性があります。
「辞めたら訴えると脅された」「会社が給料を払ってくれないかもしれない」といった不安を抱えている方には、非常にオススメできる退職代行です。
退職代行ニチローとおすすめの退職代行業者の比較一覧
| 退職代行業者名 | 退職代行ニチロー | 退職代行OITOMA | 弁護士法人みやび | フォーゲル綜合法律事務所 | 退職代行モームリ | 退職代行EXIT |
|---|---|---|---|---|---|---|
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| 運営元 | 労働組合 | 労働組合 | 弁護士 | 弁護士 | 民間企業 | 民間企業 |
| 料金 | 28,000円
追加費用一切なし |
24,000円
追加費用一切なし |
55,000円～
※未払給与の請求などは別途費用が必要 |
33,000円～
※プランによって料金が異なる |
22,000円
追加費用一切なし |
20,000円
追加費用一切なし |
| おすすめな人 | 早朝や遅い時間でも、相談に素早く対応して欲しい人 | 低価格で丁寧な対応をしてくれる業者を探している人
退職後のフォローもして欲しい人 |
パワハラなどの損害賠償請求を検討している人 | 会社と揉めずに退職したい人 会社とのトラブルに対応して欲しい人 |
実店舗のある退職代行を試してみたい人 | とにかく低価格な退職代行に依頼したい人 |
| 受付時間 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間 | 24時間 | 24時間365日 | 24時間365日 |
| 相談方法 | LINE・電話・メール | LINE・メール | メール・LINE | LINE・メール・電話 | LINE・電話・メール | メール・LINE |
| 無料相談 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 退職成功率 | 要問合せ | 100% | 要問合せ | 100% | 100% | 100% |
| 即日退職 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
| 全額返金保証 | ✕ | ◎ | ✕ | ✕ | ◎ | ◎ |
| 退職届の 無料プレゼント |
◎ | ◎ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
| 転職サポート | ◎ | ◎ | ✕ | ✕ | ◎ | ◎ |
| 口コミ・評判 | ◎早朝に相談して、その日のうちに退職できた。転職サポートも無料で助かった。 | ◎退職後でも不安なことがると相談にのってくれた。退職書類が届かなかったので、代わりに会社へ連絡してくれた。 | △費用は高いが、法律のプロだから安心。会社への慰謝料請求の相談にものってもらえた。 | 〇 ブラック企業だったけど、簡単に辞められた。退職後もサポートしてもらえるので安心だった。 | 〇相談に対してLINEの返信がいつでもとても早く、安心できた。まめに連絡をくれる。 | △相談から依頼までは大変スムーズ。最終的に自分で会社と話して退職した。 |
| 公式サイト |
退職代行ニチローを利用するときの3つの注意点
退職代行ニチローは信頼できる退職代行サービスです。しかし利用する際に注意していただきたい点が3つあります。
退職代行ニチローの利用をご検討されている方は、必ず把握しておきましょう。
創立してからまだ日が浅く実績が少ない
退職代行ニチローがスタートしたのは2021年の4月7日からで、比較的新しい退職代行サービスです。
多くの良い口コミがあるといっても他の退職代行業者に比べるとまだまだ口コミが少なく、退職の実績が浅いとわかります。
実績が少ないと「私のケースでも対応してもらえるだろうか」と不安を感じる人もいらっしゃるでしょう。
しかし必ずしも「実績が少ない=サービスの質が低い」というわけではありません。まずは無料相談をして、どのような退職代行なのか確かめてみるといいでしょう。
損害賠償請求など法的なトラブルには対応できない
退職代行ニチローは、労働組合が運営している退職代行です。退職代行には3つの運営元があり、運営元ごとに対応できる範囲が異なります。
| 退職代行 | 退職の意志を伝える | 退職の交渉をする | 法的なトラブルに対応する |
|---|---|---|---|
| 弁護士 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 労働組合 | 〇 | 〇 | ✕ |
| 民間企業 | 〇 | ✕ | ✕ |
上記からわかるように、損害賠償請求などの法的なトラブルに対応できるのは弁護士のみです。労働組合の退職代行ニチローは対応できません。
退職代行ニチローでは、法的トラブルを抱えている依頼者に提携している弁護士の紹介をしてくれるかもしれません。ただしあくまで紹介なので、相談料や弁護士報酬などは別途必要になるでしょう。
退職前から会社と法的なトラブルを抱えている場合は、弁護士に相談したほうが安く退職できるはずです。
公務員の退職には向いていない
公務員で退職代行ニチローの利用をお考えの方は注意が必要です。公務員には一般的企業勤めと多くの違いがあります。
- 公務員と国や地方自治体には雇用契約関係がない
- 公務員のルールは地方公務員法や国家公務員法といった法律や条例で定められている
- 公務員には労働契約法や労働組合法の適用がない
- 一般職国家公務員には労働基準法の適用が排除されている
つまり公務員の退職には、一般企業勤めの退職よりも複雑な知識や手続きがなくてはなりません。さらに自衛官の退職は困難で「状況によっては隊員の退職を認めなくていい」と法律で定められています。
先にも述べましたが、退職代行ニチローはできてまだ日の浅い退職代行サービスなので、公務員の退職の実績も少ないと考えられます。
公務員で安全かつスピーディーに退職したいなら、弁護士に相談してみましょう。
退職代行ニチローを利用して退職するまでの流れ
退職代行ニチローでの退職までの流れは、たったの5ステップです。
ニチローを利用する際によくある質問
ニチローの利用を検討している方々からは、さまざま質問が寄せられています。その中でもとくに多い2つの質問にお答えしましょう。
退職代行ニチローと弁護士の退職代行はどちらの方がいいですか？
退職代行ニチローと弁護士の退職代行のどちらがいいかは、退職したい方の置かれている状況で異なります。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 退職代行ニチロー
（労働組合） |
会社との交渉で、希望通りの退職を叶えられる | 損害賠償請求などの法的手続きには対応できない |
| 弁護士 | 退職代行のすべての業務が行える | 費用が高い |
たとえば退職前から会社との法的なトラブルを抱えている場合、弁護士の退職代行がいいといえます。
一方で「法的トラブルはないが、有給を全て消化したい」「退職後もサポートして欲しい」といった要望があるなら、費用の高い弁護士に頼むより退職代行ニチローのほうがいいです。
ご自身が対応して欲しいのはどのようなことなのかを明確にしたうえで、退職代行を選ぶようにしましょう。
退職代行ニチローでトラブル事例はありますか？
退職代行ニチローに具体的なトラブル事例は見当たりません。ただし従業員貸付制度などで、会社からお金を借りている方は注意が必要です。
退職代行ニチローでは会社にお金を借りている場合でも、会社を辞められます。ただし毎月分割で返済していた会社への借金の残額を、一括で支払わなければいけません。
借金の残額が一括で払えない状況のときは、弁護士に相談するようにしましょう。
【まとめ】退職代行ニチローの評判をチェック！
退職代行ニチローはサービスを開始してから、まだ日の浅い退職代行です。実力は未知数な部分もありますが、相談への返信や対応が迅速なので、満足している利用者もたくさんいます。
退職代行ニチローを利用するときは、サービスの内容とご自身のニーズが合っているか確認してから依頼するようにしましょう。
