退職代行は年々認知度が上がってきており、利用者も増えています。しかし「退職代行はやめとけ!」というご意見もまだまだ多いようです。
退職代行を「やめとけ!」と言われるのはなぜなのでしょう?
今回は退職代行の利用を検討している人に向けて、退職代行は「やめとけ!」というご意見の真相に迫っていきます。後悔しない退職代行選びのポイントもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 退職代行の利用は20代を中心に増えてきている
- 「退職代行はやめとけ!」は退職代行を使うほど追い詰められたことがない人の意見
- 退職代行は会社と連絡を取りたくないときに利用する
- 退職代行選びは「運営元」「サービス内容」「いい口コミ」の3つがポイント!
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真相:退職代行をやめとけと言っているのは一部!20代の多くは利用している
2023年6月に公表された女の転職によるアンケート調査によると、「退職代行を利用する人をどう思う?」という質問に対して、「全くいいと思わない」「あまりいいと思わない」という否定派の意見はたったの8.5%、後の9割以上の人が肯定派だということがわかりました。
このアンケートの示す通り、「退職代行なんてやめとけ!」という人達は減少傾向にだといえるでしょう。
また退職代行EXITが退職代行の利用者を年代別に調査したところ、7割以上を20代が占めていることがわかりました。
現在転職は人生の当然の選択肢となっています。「引き止めに時間を費やすこと」や「会社の空気を読むこと」なく、自分のタイミングで効率的に退職できることから退職代行の人気が増加しているようです。
退職代行が常識となる未来も近いのかもしれません。
退職代行を使わないと辞められない会社に非があるケースが殆ど
退職代行を使おうと思った理由の中でも、特に多い理由は以下になります。
- 退職を言い出しにくい
- 引き止められている
- 職場の人間関係が辛い
- パワハラを受けている
- 体調不良や精神的な不調
最近では、「退職を伝えるのが面倒だから」「退職日まで在籍するのは時間の無駄だから」といった理由も徐々に増えてきています。
しかし利用する人の退職したい理由は、会社の体制や待遇、人間関係など会社に非があるケースがほとんどです。
例えば体調不良で退職代行を利用した場合、周囲の人は「体調不良という正当な理由があるなら、堂々と退職したいと言えばいい」と思うかもしれません。
しかしこの体調不良が上司のパワハラや業務の押し付けが原因なら、直接伝えるなんて怖くてできないですよね。
このように元をたどっていくと、「退職代行を利用しないと退職できない状況に追い込んだのは会社だった」というケースは非常に多いのです。
退職代行はやめとけ!と言う人の意見を紹介
ここでは「退職代行なんてやめとけ!」という厳しいご意見をご紹介したいと思います。
- 会社を辞めるだけなのにお金を払うなんてバカバカしい
- 自分で直接伝えないなんて非常識だ
- 円満退社出来なくなるから辞めておくべき
- 業者の中には悪徳業者も存在していて辞められないこともある
- 業者選定を間違えると未払い給与・残業代請求が出来ない
- 退職日までの期間が気まずくなり孤立しやすくなる
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会社を辞めるだけなのにお金を払うなんてバカバカしい
- https://twitter.com/adhdmomochan/status/1633489739172188162
- https://twitter.com/oioi_arun/status/1611190141657440256
- https://twitter.com/hoihoi2959/status/1406942769696829443
退職代行を利用すると、相場で3~5万円ほどの費用がかかります。通常退職にはお金は必要ないので、バカバカしいという意見はごもっともかもしれません。
しかし退職代行に使うお金がばかばかしいかどうかは、価値観の違いです。
実際には通常の退職でも、お世話になった方へのお礼や部署への同僚達への選別を購入するお金がかかります。
また上司に退職を伝えた後、誰から順番に退職を伝えていくか、お礼を渡すのはどのタイミングがいいかなど、業務以外で気を遣うことが山積みです。
その点退職代行を利用すれば、職場へお金や神経をつかうことはありません。退職代行への費用は浪費ではなく、未来への投資といえます。
自分で直接伝えないなんて非常識だ
- https://twitter.com/_grhty_/status/1646060715168665600
- https://twitter.com/ponkotsu_ad/status/1638730886727491584
- https://twitter.com/kiki_mnx/status/1658060992776110082
「自分で退職を言えないなんて非常識だ」といったご意見もあります。しかしそもそも会社が退職を伝えられる環境なら、誰だって退職代行なんて使わないですよね。
退職代行を利用する人の大半は職場の人間関係や労働環境などに苦しんで、退職代行を使うまで追いつめられた人達です。
反対に「退職代行を利用するなんて非常識」という人は、自分で退職を言えないくらい辛い思いをしたことがないのでしょう。
そのため苦しんでいる人に対して、「非常識」「クズ」といった言葉を平気で投げられるのです。
円満退社出来なくなるから辞めておくべき
- https://twitter.com/Cob_Yamada_24/status/1640923564235952128
- https://twitter.com/ume1221/status/1640240928437985281
- https://twitter.com/kyopos37/status/1623279372424839170
退職代行を利用すると円満退職できないのは事実です。退職代行で退職すると、ある日突然職場からいなくなることになります。
急に1人でも社員がいなくなることで、業務の振り分けなどで職場がバタバタします。職場の人達には多大な迷惑をかけることになるので、円満退職は難しいです。
しかし円満退職ができないからといって、あなたの人生に大きな影響はありません。履歴書や職務経歴書に「円満退職できなかった」と記載することはないですし、面接で申し出る必要はないです。
また一度退職すると元職場の同僚に会うことはほぼないので、面と向かって悪口を言われる心配もありません。退職代行を利用すれば円満退職はできませんが、そんなに気にすることではないでしょう。
業者の中には悪徳業者も存在していて辞められないこともある
- https://twitter.com/natsu2003_2012/status/1313911860245094401
- https://twitter.com/ashitaka6k/status/1595395048556081153
- https://twitter.com/koume_chan_nel/status/1648813618031644672
退職代行業者は年々増えてきており、料金や代行範囲などは様々です。その中に残念ながら悪徳業者も存在します。悪徳業者に引っかからないためには、ネット上にある口コミを参考にしましょう。
「退職を失敗した」「お金を払ったら連絡がこなくなった」などといった口コミがある業者へ依頼をしないようにすれば、悪徳業者を避けられるはずです。
また実績の浅い退職代行も要注意です。実績の浅い退職代行は経験やスキルが少ないので、退職を失敗する可能性があります。
その業者が悪意のない業者だったとしても、退職のプロとして「退職の失敗」は悪徳業者と言われても仕方がないですよね。
確実に退職を成功させるためには「悪い口コミの業者」「実績の浅い業者」を避けるようにしましょう。
業者選定を間違えると未払い給与・残業代請求が出来ない
- https://twitter.com/kqR4TQUSD8O9ThL/status/1114128232880545792
- https://twitter.com/g18sc/status/1157276558073057281
退職代行には多くの業者がありますが、未払い給与や残業代の請求ができるのは弁護士が運営する退職代行だけです。
他の退職代行業者が未払い給与や残業代の請求を行うと「非弁行為」となり、2年以下の懲役又は300万円以下の罰金に処せられる恐れがあります。
退職代行を利用するまで精神的に追い詰められていると、目に飛び込んできた業者にすぐ相談したくなるのは理解できます。
しかし運営元を確認してから依頼しないと、自分の希望通りの退職ができないかもしれません。
未払給与や残業代の請求ができる退職代行は限られていますので、運営元を確認してから依頼するようにしましょう。
退職日までの期間が気まずくなり孤立しやすくなる
- https://twitter.com/employee_escape/status/1519949609031782401
- https://twitter.com/rurin_neko/status/1541545081789747200
退職代行の基本は「依頼人に代わって退職を伝えるサービス」です。そのため退職を伝えてもらってから退職日まで出勤しなくてはいけないケースもあります。
通常の退職でさえ退職することが職場に広まった途端、同僚が冷たくなったり急に雑用を押し付けられるようになったりするようになるというのはよくある話です。
退職代行を使ったことがわかってしまうと、より顕著に気まずい雰囲気になるでしょう。
しかし退職代行を使って退職を伝えているなら、退職日は確定しています。職場の気まずさと付き合うのも退職日までです。
もしどうしても耐えられないというときは退職代行に伝えて、会社と欠勤の交渉をしてもらうこともありです。
退職代行はやめておけば良かったとならないためのポイント
お金を使って退職代行を利用するなら、後悔する退職はしたくないですよね。
「退職代行なんて使わなければよかった!」とならないための、退職代行業者選びのポイントは4つあります。
- 会社と連絡を取りたくない場合に退職代行を利用する
- 運営元は弁護士か労働組合の業者に依頼する
- 事前にどこまで代行してほしいのかハッキリさせておく
- 口コミ・評判が良い退職代行業者を選ぶ
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ポイントをしっかり押さえて、自分に合った退職代行業者を選びましょう。
会社と連絡を取りたくない場合に退職代行を利用する
大前提なのですが、退職代行を利用するのは「会社と連絡を取りたくないとき」にしましょう。
以下のようなケースの場合は、すぐに退職代行を利用すべきではありません。
- 自分で上司や会社と交渉できる
- 直接でなくても他に頼れる上司がいる
- 自分の主張はしっかり面と向かって言いたい
- 社内でパワハラなど問題解決の窓口がちゃんと機能している
上記のような状況なら、自分でできることはしたほうがいいです。もしかすると退職しなくても、働き続けられる手段が見つかる可能性もあります。
退職代行を利用するには費用がかかります。お金を無駄にしないためにも、自分は会社と連絡を取りたくないほど辛い状況なのか考えてから依頼するようにしましょう。
運営元は弁護士か労働組合の業者に依頼する
退職代行業者は民間企業、労働組合、弁護士の運営元に分類でき、それぞれ代行できる範囲が異なります。
運営元 | 民間企業 | 労働組合 | 弁護士 |
---|---|---|---|
退職の意思を伝える | 〇 | 〇 | 〇 |
本人の要望を伝える | 〇 | 〇 | 〇 |
退職日の調整 | × | 〇 | 〇 |
有給など退職の交渉 | × | △ | 〇 |
退職届の代筆 | × | × | △ |
未払残業代・給与の請求 | × | × | 〇 |
パワハラなどの損害賠償請求 | × | × | 〇 |
訴訟対応 | × | × | 〇 |
表からわかるように、弁護士の退職代行にできない代行業務はありません。また労働組合は訴訟対応や未払い残業代の請求はできませんが、会社との交渉が可能です。
民間企業は一番代行できる範囲が狭く、退職の意思や本人の要望を伝えることしかできません。
- 退職を伝えるだけでいい・・・民間企業
- 会社と交渉して欲しいことがある・・・労働組合
- 会社との間にトラブルを抱えている・裁判を起こしたい・・・弁護士
通常退職をするとき、「なんの要望もない」という人は少ないはずです。退職代行業者を選ぶなら、労働組合か弁護士の退職代行を選ぶようにしましょう。
事前にどこまで代行してほしいのかハッキリさせておく
労働組合か弁護士の運営する退職代行なら、たいていの依頼者の要望に応えることができます。
しかし労働組合と弁護士の退職組合では、代行できる範囲が違います。訴訟対応など代理人となって法的な手続きを行ってほしい場合は、弁護士の退職代行を選びましょう。
また同じ運営元の業者でも、行っていないサービスもあるので注意が必要です。
例えば労働組合の運営している退職代行でも、未払い残業代の交渉を行っている業者もあれば、受け付けていない業者もあります。
未払い残業代の交渉を希望している人が交渉をしていない労働組合の退職代行業者に依頼しても、満足のいく結果は得られませんよね。
退職を成功させるためには、「何を代行して欲しいのか」しっかり洗い出しておきましょう。
口コミ・評判が良い退職代行業者を選ぶ
退職代行業者には、様々な口コミや評判が寄せられています。口コミや評判は個人の感想でもあるので、全てを信じる必要はありません。しかし退職代行を選ぶ際に、重要な資料になります。
例えば、「即日退職できた」「対応スピードが速かった」といった口コミが多い業者なら、依頼してからスピーディーに退職できることがわかるはずです。
反対に「連絡が遅い」「お金を払ったら態度が変わった」といった口コミのある業者は避けたほうがいいでしょう。
依頼したい退職代行業者がある程度絞り込めてきたら、最後はいい口コミの多い業者を選ぶようにしましょう。
口コミ・評判の良い退職代行業者3選
退職代行を利用して後悔しないポイントをお伝えしました。しかしそれでも多くの退職業者の中から、ベストな業者を選ぶのが難しいとい人もいらっしゃることでしょう。
ここではたくさんの退職代行の中から選りすぐりの業者3社をご紹介します。
- 退職代行OITOMA
- 退職代行バイバイト
- 弁護士法人みやび
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きっとあなたにぴったりの退職代行業者が見つかるはずです。
退職代行OITOMAは全額返金保証付きで万が一の際も安心
運営元 | 労働組合 |
---|---|
利用料金 | 24,000円 追加料金一切なし |
支払い方法 | クレジットカード |
受付時間 | 24時間365日 |
即日退職 | 〇 |
相談方法 | LINE |
無料相談 | 〇 |
全額返金保証 | 〇 |
その他 | 弁護士監修の退職届作成ツール |
退職代行OITOMAは、全額返金保証のある退職代行です。万が一退職を失敗した場合は、支払ったお金が全額戻ってきます。
しかし退職代行OITOMAの退職成功率は100%で退職を失敗したことがないため、創立してから一度もこの制度が適用されたことはありません。
また無料で弁護士監修の退職届作成ツールが利用できます。退職が初めての場合、退職届の書き方がわからない人も多いはずです。
退職代行OITOMAの退職届作成ツールはいくつかの項目を記入するだけで、簡単にPDFの退職届が作成できます。
退職代行バイバイトは労働組合運営の業者
運営元 | 労働組合 |
---|---|
利用料金 | 16,000円 追加料金一切なし |
支払い方法 | クレジットカード、銀行振込
各種決済サービス(要問合せ) |
受付時間 | 24時間365日 |
即日退職 | 〇(最短10分) |
相談方法 | LINE |
無料相談 | 〇 |
全額返金保証 | 〇 |
その他 | 2ヶ月間無料アフターサポート
転職サポート 退職書類取得サポート 有給消化サポート 退職届プレゼント |
退職代行バイバイトは、労働組合が運営している退職代行業者です。依頼から最短10分で退職でき、対応が大変スピーディーなことでも定評があります。
24時間365日無料相談を受け付けているので、「今日から仕事に行きたくない」といった緊急性のある場合でも退職可能です。
退職代行バイバイトの費用は追加料金一切なしの16,000円です。労働組合の費用相場は25,000~30,000円なので、かなり破格の料金設定だといえます。
弁護士法人みやびは残業代請求なども対応可能
運営元 | 弁護士 |
---|---|
利用料金 | 55,000円
※未払残業代や給与を請求した場合別途回収額の20% ※他、郵送代など実費 |
支払い方法 | 要問合せ |
受付時間 | 24時間365日 |
即日退職 | 〇 |
相談方法 | LINE・メール |
無料相談 | 〇 |
全額返金保証 | × |
その他 | 要問合せ |
弁護士法人みやびは、弁護士が運営する退職代行です。弁護士なので未払い給料・残業代の請求ができます。
また弁護士法人みやびは退職代行以前に、労働問題に強い弁護士事務所という顔があります。そのため、民間企業や労働組合の退職代行にできない退職の悩みでも相談可能です。
例えばパワハラやセクハラなどの精神的苦痛が退職の原因だった場合、損害賠償請求を行うことが可能です。
「会社に損害賠償請求したい」「他の業者では対応してもらえなかった」という場合は、弁護士法人みやびに頼りましょう。
退職代行はやめとけと言う人の意見から真相を解明!
退職代行の利用は今ではさほど珍しくなくなりました。退職代行を肯定する意見も増えてきています。
しかし退職代行も選ぶ業者を間違えると、悪徳業者だったり退職がうまくいかなかったりして「退職代行はやめとけ!」ということになってしまいます。
退職代行は「運営元」「サービス内容」「口コミ」を重視して、自分に合った業者を選ぶようにしましょう。